2005年11月16日(水)
                〜スキルを身につけ売れる人材に @〜
                       スキルの競争力とは
                                              西山 昭彦
 
 人のスキルは「その会社で通用する企業特殊的なスキル」と「どこでも通用する一般的なスキル」に分けられる。これだけ変化が激しいと、いかなる企業も、今年の新入社員が定年になるまで経営の安定を保証する事はできない。そうなると、一般的なスキルを持つ事が社員の自衛の手段になる。

 かっては、会社の中である仕事のナンバーワンであることが競争のすべてだった。例えば、「税務では自分がナンバーワンだ。税理士の資格も持っている」と。しかし、今は違う。同じ税務マンでも、会社トップだけでなく、業界でもトップクラスの評判が立つくらいでないと、真の価値は得にくい。

  会社によっては、ローテーションでいろいろな部署をぐるぐる回っているケースもあり、これではプロスキルは持てない。一つの専門領域の中でローテーションしないと、専門スキルで他で通用するようにはならない。 

  ただし、私の実態調査によれば、人のスキルの7−8割は、転職後他社でも通用しているから、心配しすぎることはない。 
 

2005年11月24日(木)
                〜スキルを身につけ売れる人材に A〜
                       3つのスキルが目標
                                              西山 昭彦
 
 私の知り合いで、経営が破綻した会社に勤めていた人が何人かいた。Aさんは資金運用のプロで、1ヶ月後には別の金融業に転職した。新ビジネスの担当だったBさんは、ベンチャー企業に移った。市場で売れる人材は、緊急事態にも困らなかったようだ。

 資金運用や新規ビジネス部門は、成績があがれば、大きな利益をもたらす。顧客を持つ部門も、担当商品はなんであれ、優良なお客様を持っているのは武器だ。ここから、「利益をあげる人はどこでもほしい」ということがわかる。しかし、会社によっては、直接部門よりも間接部門のほうが力を持ったり、出世したりする。それは市場、利益という基準では、間違いである。


 これからの時代に望まれるリーダーはどんなスキルを持つタイプだろうか。経営者、部課長、学者にヒアリングをした。

 
ひとつは、新しい付加価値を生む事業の仕組みを作り実行していくタイプであった。どんな事業も成熟していくから、企業はどんどん次の事業をつくっていかなければならない。その仕組みづくりをするスキルは、当然大事だ。


 2つ目は、顧客を開発でき、営業成績を上げるタイプである。
 
3つ目のタイプは、各部門のプロである。サポートセクションでもプロは、実戦部隊より利益に貢献する人もいるのも事実である。
あなたがどれに相当するか、考えて欲しい。いずれでもないと、これからのリーダー像にはあっていないかもしれない。