2007年 7月 27日(金)           

 年上の後輩の扱い方

西山 昭彦

 
 会社の後輩は、必ずしも人生の後輩ではない。中途入社や相手が大学卒、大学院卒だったりする関係で、会社に入ったのは自分が先だが、相手のほうが年齢は上という年上の後輩≠ェできるときがある。

 そもそもその人について、会社での歴史と人生での歴史はまったく別と考えたほうがいい。だから、年上の後輩には礼をつくすのがデキるビジネスパーソンだ。

 まず、さん付け≠ニ敬語は必須だ。○○君などと年上の後輩を君付けで呼ぶ人がいるが、絶対にいけない。自分と年上の後輩の間に命令系統が成立する状況にあれば、「お願いします」と言って仕事をしてもらうべきだ。仕事上では遠慮してはいけない。

 そうして接した上で、会社の業務とは別のところで年上の人を立てる場を設ける。たとえば、飲み会の席で乾杯の音頭を取ってもらったり、締めの挨拶をしてもらうなどしてバランスをとるのだ。職場を離れれば人生の先輩ということで、年下としてケジメをつけていることをアピールする。

 また、自分より先に入社したが、自分が出世したために年上の人が部下になるということがある。このケースも同じで、さん付け≠ニ敬語は欠かさず、仕事を頼む場合でも、礼をつくした上で遠慮しないこと。

 プロ野球の世界のように、上下関係が年齢で決まるという世界もある。これはたとえば、高卒で先にプロに入っても、高校時代の先輩が社会人野球を経て、あとからプロの世界に入ってくる場合があるからだ。運動部の世界では学校に入った順番がのちの人生でも絶対的なものなのである。

 こうした特殊な世界は除くとして、仕事の先輩後輩関係と人生の先輩後輩関係はまったく別と考えておかないと、関係がギクシャクしてしまうこともままあるので気をつけよう。